SensirionのSGP30はエタノールとH2が検出できるセンサが組み合わされた複合センサです。
TVOCとCO2等価値も取得できます。
サイズは2.54mm×2.54mm×0.9mmと小さいです。
このセンサもホットプレートを使用し、エタノールとH2を測定します。その値をセンサが処理しTVOCとCO2等価値が計算されます。
インターフェースはI2C(アドレス0x58)、電源電圧は1.8Vで3.3Vでは使用できません。消費電流は1.8V時にTyp.48.8mAとなっています。
このセンサをフル機能で使用するためにはこのセンサ以外に絶対湿度を測定するセンサが必要になります。SGP30の測定毎に絶対湿度を与えて測定する、というのが理想形です。
使用中に「Baseline」「Inceptive Baseline」といわれる補正値を保存しておき、次回起動時に保存した値を設定する事で短期間で正常な測定に戻れます。
温度・湿度センサよりIAQ系センサは使い方にコツが必要ですね。