POPFileを現代化

もう、かなり前からPOPFileにお世話になってきました。
スパムメールとの戦いはPOPFileがあったからこそ乗り切れたと言えるくらいお世話になってきました。
PCを入れ替える事があっても、まず最初にPOPFileの移行からが恒例の行事でした。
ところが、オリジナルのPOPFileは15年前から更新が止まり、ソースは公開されていてアーカイブとはなっていませんが沈黙状態となっています。
https://github.com/andresth/POPFile
公式のダウンロードページ(https://getpopfile.org/docs/jp:download)からもダウンロードが出来なくなっており、使い続けたい身としては危機感を感じていました。
(窓の杜からはSSLアップデートファイルを含めダウンロード可能です。https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/popfile/)

新たなPCへの移行タイミングで、POPFileの代替ソフトウェアを探してみましたが、個人使用、日本語環境で、となると移行先にふさわしいものが見つけられませんでした。

ふと、考えついたのは、生成AIにモダナイゼーションをさせてみてはどうだろうか?でした。
ソースコードが大変ありがたいことに公開されています。
まず、Geminiにその可能性を打診すると、Windows環境ならばGo言語でモダナイゼーションするのがオススメと言ってきました。可能と言うならば、生成AIの能力を試すべく行ってみる事にしました。

モダナイゼーションの実行は、リリースしたばかりのGoogle Antigravity2で行う事にしました。多少不安を感じながらも基盤モデルは Gemini 3.5 Flash(medium) を使用しました。

試作の完成までは3時間ほど。欲を出して自分の使い方仕様にに機能追加等の細部の修正を行っても10時間ほどで、オリジナルPOPFileから移行可能なPOPFile-Goが完成しました。
Go言語のソースを一文字も見ることなくプログラムが動くようになる…という、今まででは考えられなかった事が現実になりました。
とはいえ、人間的にはまだまだと感じる事はいろいろと発生しました。3時間から10時間までの間は、ダメだしが多かったです。実装の難易度がある部分で見た目的にわからない部分は知らっと端折る傾向にありました。「これ、うまく動いていないみたいだけれど?」と質問すると「鋭い指摘ですね!」と返してくる。すでに、人間離れした能力を発揮していますが、真に頼れるようになるまでにはもう少し何かが必要そうです。

以下、作られる方の参考になればと今回作成したPOPFile=Goの概要を記載しておきます。

POP3プロキシ (従来機能)
ベイズ判定エンジン (従来機能)
形態素解析 Kagome (エンジン変更)
SQLite (従来機能)
WebUI (従来機能だが刷新)
IMAP監視エージェント (Gmail同期機能 (Gmailify代替) 付き)
タスクトレイアイコン (Windows常駐設計)

実行時構成も、多言語化していないこともあり、同一フォルダに「popfile.exe」「popfile.db」だけで動くようになりました。

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