BOSCHのBME680はガスも検知できるセンサです。その他、温度、湿度、気圧も測定できます。3mm×3mm×1mmにその機能が収められているのはすごいことです。
ガスの検知には「ホットプレート」を使用し、測定時にホットプレートを200℃~400℃に加熱しガスを測定をします。そのため、この手のセンサにしては大きな電流、12mAを要求します。後日訂正、ASMのCCS811はMax.60mW、Typ.46.8mW(at 1.8V)、SensirionのSGP30はTyp.87.8mW(at 1.8V)であり、BME680はMax.23.4mW、Typ.21.6mW(at 1.8V)でこの手のセンサの中では消費電力は少ないです。
驚くことに測定温度にはは20~30msecで到達出来るとなっています。
ガスの測定値はガスセンサの抵抗値として読み取れます。
センサの出力をIAQ(indoor air quality)やCO2推定値やbVOC(breath VOC)推定値とするためにBOSCHが用意しているBosch Sensortec Environmental Cluster (BSEC)というソフトウェアを使用する必要があります。
このソフトウェアはバイナリ形式で用意されているので、CPUと開発環境を選びます。
他の環境はお問い合わせとなっているので用意してくれる場合もあるのかもしれません。
このセンサで空気の質を測りたい、CO2の値を測りたいなどと思われている場合、CPU、開発環境も含めて検討しておく必要があります。